今回のコロナの影響で大学進学の必要性を問われる機会が多くなったように感じる。
大学に通う機会がないのにも拘らず、高い授業料を払ってまで大学に行く必要は果たしてあるのかということである。
特に、2020年から短大に通っている学生であれば、本当に施設代を払う必要があるのかと思わざるを得ない。
また何をもって卒業ということがいえるのかも甚だ疑問である。
寧ろ本当に通信制の大学のほうが価値があるのではないかと感じる。
しかし、今回の環境下においては、学生にとってはさらなる向かい風となっており、企業のパワーが弱くなっているため、就職しようと思っても思うような就職先につけない可能性もかなり高い。
しかしその中で大学進学の選択をすることは、将来の可能性を高める一方、人によっては、ただ、就職難を逃れるために4年間という期日を遅らせているにすぎないようにも思われる。
4年間を遅らせながらも確かに学士を取得できるとすれば、正しい選択なのかもしれないと、今回初めて大学進学の価値というものに気づかされた瞬間でもあった。
大学生も同様である。多くの学生が就職難に見舞われ、求めている就職先に入ることが難しく、大学院進学を検討している学生が多い。
院に進み、行いたい研究があるなら、進学の価値があると思う。
ただし、まだ新卒の価値を勘違いし、2年遅らせれば就職先が見つかると思っているならば、それは検討違いである。
学生に人気の企業は多くの場合、自社の社員削減にすら手を伸ばしているため、新入社員に対してはなかなか厳しい判断を下している。
もう新卒の価値なんてほぼゼロである。企業も新卒の人に対する社員教育に時間とお金をかけている場合ではない。むしろ、多くの大企業が新卒よりも今所属している優秀な社員に、副業の機会を与え、会社を辞めないように休日を増やしているのが現状である。
昔は新卒でいい企業に入らないと、、と言っていたが、今はそうではない。
今一度、当たり前のように考えている、大学進学を考え直してほしいと思う。
大学進学しないからといって勉強しなくていいわけではない。
果たしてそれだけの学費を払って、若い貴重な時間を使ってまで、行くべきところなのかということである。
私は学生の頃、全額免除を頂いた大学に通うか、もしくは、国公立の大学に通うか悩んだことがある。
自分で学費を払うことは私にとって至極当然のことであったため、大学受験の時はそれを意識して受験をした。
奨学金の仕組み自体は素晴らしいのだが、その仕組みを利用している大学や専門学校が多いように感じる。
実際に専門学校で勤めていた際に奨学金の担当をし、奨学金の実情を知ることができた。
それに対する私の考えは別の所にまとめてあるので、ぜひ、今大学に進もうとしている学生の方に読んでもらいたい内容である。
どちらにしても自分の人生を決めるのは自分である。
今向かっている方向を最適にするために努力し続けなければならない。
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